亡父の車を借りたら起きた不思議 - 毒ママを選んで生まれてきたらこうなった

亡くなって半年後に父の車を借り、１０日後に返した時の不思議な出来事です。

県外の実家へは、自家用車で移動しています。
ある日、大きい荷物を運ぶために父の車を借りました。
返すまでの10日間、我が家の駐車場にある父の車を見ると、父がウチに遊びに来てくれたような気持ちになって・・・嬉しかったですね。
そんなささやかな喜びを感じていた頃、こんな夢を見ました。
◆◆◆◆◆
車を返すため、実家に父の車で行きました。
車を停めて玄関に入ると、出迎えてくれたのは父でした。
父が生きている！ものすごく驚いて大喜びする私。
「あれっ！いつ帰って来たの！今までどこに行ってたの？」
「まぁ、あがれ」
とだけ言い、父はニコニコして非常に上機嫌でした。

入ると、テーブルには美しい金糸銀糸の刺繍のクロス。壁紙も高級な艶と輝きを放っていました。
なぜか調度品はあるのに椅子はなく、漆黒の硬い床に座り室内を眺めました。
柱と欄間の細工も見事で、リビングにはシャンデリア。いや、よく見るとモビール。
金色の繊細なモビールは漆黒の内装で映え、まるで天の川のよう。
「きれい！リフォームしたの？」と驚く私。
父は、私のどの問いにも答えませんでしたが、ずっとニコニコとゆったりくつろいでいました。
「あ、勝手に車を借りちゃってゴメン」と思わず謝りました。
父は車がなくて不便であっただろうと思ったからです。
父は笑って言いました。
「あー、あれ、ガソリンがなかっただろ？」
その瞬間の父に、弟が重なって見えました。二人羽織りのようになっています。
父（弟）の向こうに兄がいましたが、母はどこにもいませんでした。
違和感が次第に大きくなり・・・
この世と思えないほど美しい部屋にも見覚えが・・。
ここは・・・
お仏壇の中じゃないの！
気付いた瞬間、目が覚めました。
「くっっそー、夢かっ！」
品のない言葉で・・叶わぬ願いにまた蘇る悲しみを誤魔化しました。
◆◆◆◆◆
ガソリンって・・。
せっかく夢で逢えたのに、もう少しドラマティックなセリフを聞きたかった、と夢のことはすぐに忘れました。
数日後に時間ができたとき、実家まで車を返しに行きました。
偶然にも・・ちょうど弟も実家に来ており、玄関に出迎えてくれました。
この瞬間に夢のことを思い出した私は、咄嗟にセリフを『ゴメン⇒ありがと』に変えてみました。（何の意味があったかわからないけどｗ）
私が「車、ありがと」と言うと弟はこう答えました。
「あー、あれ、ガソリンがなかっただろ？」

息が・・・
止まるほど驚きました。
１０日後、私と弟が会う偶然
　　＋
父が二人羽織りで『弟のセリフ』を予告。
この夢はどういうことなんだろうかと深読みしてみたら、
『ちょっと先の未来なら分かるよ⇒見守ってるよ』←希望的意訳
『二人羽織り⇒お前たちのそばにいるよ』的な感じでしょうか。
先人から伝わる言葉に集約されましたね。
ありきたりだけど真実だったんだ・・心が癒されました。
現実の私は、夢のように二人羽織りの父が視えませんでしたが、私は確信しています。
◆父は兄が買ってくれたお仏壇をとても喜んでいる
◆父はそのお仏壇にいる
◆父は弟（私たち）と一緒にいる
◆未来はちょっとセリフを変えたくらいじゃ変わらない（実験済ｗ）
ところで、夢でしゃべるのには字数制限があるのかもしれません。
今のところ「まぁ、あがれ」の５文字が限界かと。

↓５文字では無理なので最終手段を使ってあの世から訴えかけた？