毒ママを選んで生まれてきたらこうなった

生まれる前と胎内記憶のある毒母第3世代なつみ

予知夢3 意味がわかれば防げた未来?

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時々見る予知夢。
記憶はまるで実際に体験したかのような妙な感じです。
リアルに考えて行動する自分がいます。
明晰夢というのかな。
夢の出来事を・・夢の中でも、現実でも考察しましたが失敗。
約半年後に【夢という伏線】の【現実という回収】でようやく全貌が明らかに。

2017年夏に見た夢です。
当時、祖父(父方)は既に亡くなっていましたが、父は健在でした。

【夢1】★★★
祖父(父方)の顔がアップで出てきて私にこう言いました。
祖父「米が少なすぎる。そんなちょっとの米じゃ足りないぞ!」

【夢2】★★★
実家の新築の納屋の周りを奇麗な白い光の玉が飛んでいます。
こぶしくらいの大きさで、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。
声が聞こえてきます。

俺(おら)の行くところがない
鍵がかかっていて入れないんだ
俺の布団がない、寝るところがない
俺の部屋に誰かが寝ているんだ
どういうことなんだ

光を抱きしめて私が慰めます。
私「じいちゃんの魂だね?じいちゃん、あなたはもう亡くなったんですよ」
光「俺の行くところがないからずっと休んでいない。ああ困った。もう疲れた
私「何か用意するね。これでいい?」
祠のようなものを準備すると、光の玉が走ってその祠に入った。
走って・・・その瞬間だけ足が見えました。

光「ああよかった。これでやっと休める
私「よかった」と思ったら、光は更に訴えます。

写真が薄汚れた感じ。気に入らない
   「目の周りが煤(すす)けて黒い、タヌキのようだ

以上★★★

【夢1】の伏線回収はあっさりとできました。
翌朝すぐに【夢1】を電話で母に伝えたところ、第一声は「気持ち悪っ!」でした。
「米の苗を発砲スチロール箱でほんの一束だけ植えた。みんなに内緒で納屋の陰に隠して育てていたから誰も知らないはず」と驚きました。
「【夢2】はどういうことだろうね?怒ってはないけど、ものすごく困ってて、本当に本当に・・かわいそうなくらい困ってる感じだった」と私は伝えました。
気持ち悪がった母は、父に私の夢を伝えて丸投げしました。
わりと信心深い父は「義姉が本家の仏壇を粗末にしているのかもしれない」と確認に行きました。
ちょうど本家では、古くなった仏壇を処分しようとしているところでした。
このことかと思った父は、に手伝ってもらい仏壇探しに奔走しました。
この友人が後にシンクロします。
とはいえ、先祖の遺影はきれいで薄汚れたこともなく、タヌキは意味不明のままでした。
『電話』『帰省した時』の二度【夢1・2・3】を母と考察していますが・・・
重大な未来を教えてくれているとは考えもしませんでした

【夢3】さらに同日に続けて見た夢★★★
お葬式が行われています。
棺掛(かんかけ)と言う棺の上に掛ける布が真っ白です。
数年前の祖母の時は朱色だったことを思い出しました。
それに比べると豪華ではなく、棺掛以外も本当に質素で小さい葬儀でした。
「誰のだろう・・」
肝心の遺影が見えません。(探したのですが・・)
目の前の叔父が、ものすごく気の毒そうに私を見ています。
叔父は泣いていません。
「泣いてないから叔父の身近な人ではなく、私の方に近い人だ」と推理。
「もしかして私の葬儀?」と焦ったものの、自分は喪服姿だったので、参列者の一人だと確信しました。
どこを見ても真っ白です。(たいていはそうですが、最近は故人らしく彩るようです)
小さいお葬式の故人のイメージは「質素・地味・白が好きな人」でした。
もっともっと一緒にいたかった・・と猛烈な寂しさと悲しみとともに泣きながら目が覚めました。
以上★★★

【夢3】の伏線回収
翌年2018年
【夢1・2・3】から半年後、父が亡くなりました。
突然のことでした。
周囲も驚いたけど、本人が一番驚いたことでしょう。
派手好きな父に似合わず、葬儀は小さくて質素なものになりました。夢で見た通りでした。
泣き崩れる私を叔父が、ものすごく気の毒そうに見ていました。叔父は泣いてはいませんでした。
真っ白・・・
父は真っ白を愛し、食器やタオルだけでなく、天井も床も壁もカーテンも真っ白にリフォームしたばかりでした。
「真っ白な椅子とくず入れを見つけた」と、買ってきたときは「どんだけ白が好きなんだか」と笑っちゃいました。
あの【夢3】の葬儀で、「白が好きな人」まで推理できていたのに、なぜ「父」まで辿り着かなかったのか。
それは【夢3】の葬儀が、あまりにも質素すぎてたから父のだとは考えもしなかったのです。
父にとっては毒親であった祖父を父の力で盛大に見送ったのに、父自身の式は気の毒なくらい質素でした。
「気持ちの問題だ」「所詮営利目的なのだから小さくてよい」と自分に言い聞かせても「なんと不憫で理不尽なのだろう」と納得できません。
それは、父自身は友人にも家族にも惜しみなく財を投じたのに、母が亡父にお金だけでなく、悼む気持ちすらも惜しんだからに他ならない。

【夢1】で祖父が出て来たから、夢の私が抱きしめて語りかける光も祖父の魂だと思っていました。
夢の私が「じいちゃん」と語りかけたから、なおさら祖父だと思い込んでいたけれど、当時は父の呼称も「じいちゃん」だったのをすっかり忘れていました。
私は子どもを生んでから、子どもに合わせて父を「じいちゃん」と呼んでいたのです。

紛らわしい【夢1】は何のために?
祖父は「俺はまだこの畑にいる」と伝えたかったのだろうか。
お米の件を話すことで、この夢に真実味を与えたかったのか。
どちらにせよ、そのせいで【夢2】が父のこととは夢にも思わなかった。(夢だけど)

【夢2】の伏線回収
玄関と納屋の鍵
生前は父のために開けてあるのですが、頻繁に鍵をかけるようになりました。

父の部屋
葬儀後、都会から駆け付けた兄一家が父の部屋を片づけ、そこで寝泊まりしていました。
突然身体を失った父は、誰にも戸を開けてもらえず「鍵がかかって入れない」と周辺を彷徨っていたのではないか。
どうにか入れても自分の布団もなく、兄一家が居るものだから「俺の部屋に誰かがいるんだ。誰かが寝ているんだ」と訴え「俺の行くところがない。どういうことなんだ」と困っていたのではないか。

さらに、葬儀で慌てて作った遺影を見てびっくりしました。
宴会で撮った写真を使ったので、酒を呑んだ父の目の周りが、ほんのり赤くなっています。
遺影として加工する途中でそこが強調されてかなりくすんだ感じに。
目の周りが暗っぽい感じ・・まるでタヌキのような・・。

夢の中の 彷徨う魂も、あの写真を憂うのも父だ。
間違いない。

父の友人シンクロ
葬儀後すぐに、私は県外の自宅に戻っていました。
母は私が暴露するのを恐れたのか、しきりに県外の自宅へ戻るように勧めたからです。

自宅に戻ってから夢のことを思い出しました。
彷徨う父を想うと胸が張り裂けそうになり、すぐに母に電話しました。
母へは
「ばかばかしいかと思うが、鍵をする前に一言父へ『おかえり』か『お入り』くらいは言ってあげて欲しい」と頼みましたが
母「・・・」無言
その後、実家に行った時にもう一度お願いしました。
あらためて亡き父が非常に困ってる、ということを訴えたのです。
すると驚いたことに、私が帰省する前に来た父の友人が同じことを言った、というのです。
仏さんが、行くところがないって困ってるよ」って。
その方は半年前、仏壇探しを手伝ってくれた人です。
父同様信心深い方なので何か感じることがあったのでしょう。
彼は父のお墓も手伝うとおっしゃって下さったのに母は無下に断ってしまいました。

母は【夢1・2・3】をまともに覚えておらず、私の話を聞くなり「気持ち悪っ」と言い放ちました。
そして「ケッ、アホらしい」と毒づきながら、バンと戸を閉め、自室のTVを観てゲラゲラ笑い始めたのです。
まさかの言動に涙が滝のように落ちました。
ちぎれそうな思いで伝えたのに、父と私の寂寥をも「ケッ」と吐き捨ててすぐに大笑いできる母は、なんと冷淡な人だろう。
電話での無言は、彼女なりに思慮した時間だと思っていたけど、単にアホらしくて返事をしなかったのでしょう。

母はその後、2年に渡り父の遺骨を放置し、お墓すら建てませんでした。
今も夢の通り、父は彷徨っているのかもしれません

他人でも私に優しく声をかけ手を差し伸べてくれるのに、母は今日まで一度も慰めの言葉もありません。
泣く子を放置・・驚くほど冷淡な性格は昔も今も、どんな状況でも変わりませんでした。
教訓:三つ子の魂百まで・・
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