毒ママを選んで生まれてきたらこうなった

生まれる前と胎内記憶のある毒母第3世代なつみ

祖母の伝言(2)母に伝えたらこうなった


亡くなったばかりの父の遺影の前に鎮座していたら、なぜか祖母の言葉が閃きました。
あ ■ ■ ■ ■
あ ■ ■ ■ ■
まるで花びらが舞い降りるようにして
頭の中に、胸いっぱいに、降り積もる
祖母の 言葉 言葉 言葉 。
祖母が旅立つ間際、母にどうしても伝えたかった5文字は・・
みんな同じ「あ ■ ■ ■ ■」
前回の祖母の伝言から5年後のことでした。

母は祖母には絶対服従で、教祖のように崇める一方、恨んでいる節もありました。
その恨みを私や父に、ぶつけた時の言い訳が
「私だって何もしてもらってない。だからアンタにもしてやらない」
「男きょうだいばかり可愛がって、女は損ばかり」
娘らの幸せよりもお家の繁栄を願った結果として、息子たちだけが恵まれた時代。
弟たちが跡取りだ、分家だ、とチヤホヤされる一方で、
幼い頃からの不満が、私や父への無慈悲で理不尽で冷酷な仕打ちとなって現れました。
仕方がなかったとはいえ、祖母の心残りと本当の想いが伝わってきました。
と、同時に5年前にみた祖母の夢を思い出しました。

みんな同じ「あ ■ ■ ■ ■」
これが正解でなければ何なのか。
こんなに、いじらしい伝言はない。
花のような祖母の言葉が、私自身の心の傷を癒すようにして、幾重にも降り積もっていきました。
気の毒な母と祖母、からの連綿と続く理不尽の連鎖と、それを憂う祖母の想いが溢れて、涙がぽろぽろ落ちました。

母の心もこの花で満たされたら、どれほど楽になるだろうか
そこで母に祖母の伝言について話したら、嬉しそうに考え始めました。
母の答えはこうでした。
みんな同じ『だいきらい』
みんな同じ『うそつきだ』
それぞれの出来事を眉間にしわを寄せ、口を尖らせて憎々し気に語ってくれました。

私「・・・(-_-;) 」
私「真実はわからないけれど、始めは『あ 』だと思う」
と伝えるとかなり自信を持って答えたのがこちら↓
みんな同じ『アホみたい』
いかに世の中、自分ら(母と祖母)以外の人間がアホみたいかを力説し始めました。

私「・・・(-_-;)」
そんなことを・・・
祖母が伝えたくてたまらなかった、と母は考えているのかと知った時の衝撃たるや。

気を取り直して
私「『ありがとう』『あ ■ ■ ■ ■』だと思う」
私「『みんな同じ』にきれいにつながるのは『あ ■ ■ ■ ■』の方かな」
母の眉間のしわが、凄まじいほどに深くなった

私「これ、言われると嬉しいよね。私なら、飛び上がって喜ぶよ!」
と言いかけたところ、唾と毒を吐き飛ばしながら
母「けっっアホらしい。考えて損した!」と猛烈に怒り、ぴしゃりと襖に八つ当たり閉めして去りました。

『何回もいったけど、あの子はわかってくれないんだよ』
『どうやっても伝わらない』

夢の祖母が悲嘆にくれた言葉に、熨斗をつけてそっくりそのまま送り返そうか。
あれから祖母の夢は見ないので、5文字は謎のまま。
とはいえ「アホみたい」が、母の世界観では正解で、祖母から自分への唯一の贈り物なのでしょう。
尊重します、多様性の時代ですからね。

失くし物がふとしたところから出てくるように、祖母の真意もわかる時がいつか来るかもしれません。
その日まで、私の頭とハートは祖母からの花でいっぱい、ということで。

夢にメッセージ性があることもあると確信した出来事

dokuhahadai3sedai.hateblo.jp

dokuhahadai3sedai.hateblo.jp

dokuhahadai3sedai.hateblo.jpテレビドラマみたいな展開はない、と思い知った出来事

dokuhahadai3sedai.hateblo.jp従姉に5文字を尋ねてみたら「全くわからない」。一人っ子だからね。

dokuhahadai3sedai.hateblo.jp