毒ママを選んで生まれてきたらこうなった

生まれる前と胎内記憶のある毒母第3世代なつみ

母は入院見舞いがお好き


母はこういう行事が大好きだ。
少しでも力になりたい、という優しさもひょっとしたらあったかもしれない。
でもそれはありんこの涙ほどだろう。
弱った相手を見たい、その相手に自分の存在価値を見せつけ、施しを与えることでマウントをとりたい、というのが本音なのではないか。

幼馴染が入院した時
「原因不明で、もしかしたら感染症かもしれない。だから来ないで欲しい」
と聞いた母は、早速私を連れて嬉々として見舞った。
弟が「俺も行く」とついて来ると慌てて制止し「うつったら困るから!」と言いきかせた。
えー、私は?と呑気に思っただけで聞けなかった。
来ないでと言われながらも鼻息荒く病院へ駆けつけた時、やつれたお母さんの「YOUは何しに病院へ?」な顔を今でも覚えている。
迷惑そうだなあ、と子供心にバツの悪い思いをしたが、次の瞬間にいっそう険悪に。
幼馴染みの緊張の糸みたいなものがプツンと切れたのか「帰りたい」と大泣きし始めたのだ。
それでも母は余裕の貫禄で大いに笑い、幼馴染のお母さんに意味不明な訓告らしきものを垂れて私たちは病院を後にした。
ぶち切れ寸前のお母さん・・を前に満足げな母。
どちらに向いても・・「ヒィッ」!顔が引きつりました。

また
別の従弟が結核で入院したのを小耳に挟んだ時も、義母から無理やり聞き出した病院へお見舞いに。
従弟の母親は、母が世界一嫌いな人(父の妹)だったから
「病名を誰にも言わないでって懇願されたわ♪」と上機嫌で帰宅するや電話の受話機をとって、週刊誌のスクープネタばりに言いふらした。
おかげで、彼が退院するときは町中に知られていたけど、叔母らは母の仕業とは思ってもないだろう。
本当に困ってる人は助けてあげない↓
dokuhahadai3sedai.hateblo.jp

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