毒ママを選んで生まれてきたらこうなった

生まれる前と胎内記憶のある毒母第3世代なつみ

都会から帰省する息子に忖度せよ

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帰省シーズンですね。
結婚するまで実家から脱出できなかったなつみ@毒母第3世代です。

結婚後の兄一家の帰省は、家族とはいえ客でもあるので気を遣わないようで遣う、微妙な感じでした。
母は兄の帰省を喜びつつも、実は面倒なイベントのようで、掃除から客用の布団干し等裏方仕事は私がやっていました。
田舎者だからか妙に都会コンプレックスがさく裂し、勝手に気を遣いすぎて疲れ果ててしまう母は、周りの者たちに何らかの役目を負わせようと根回ししておりました。
叔父の家に兄一家を泊めさせようとしたり(私が止めさせました)、宴会を開かせたり。
上手くいけば手柄は母のもの、そうでなかった時は何らかの制裁があるのでそれが怖かったです。
その愚痴聞きと八つ当たりの犠牲になるのも毒母サバイバーの大事なルーティンワークでした。
まずは帰省前に「来なくていい、と電話で言ったのに」と愚痴をクドクド聞かされます。
そして親戚中に「兄一家が帰って来るよ」とアナウンス。あぁそう、と文字通り受け取ってのんびりしていてはいけません。

「小遣い、手土産、宴などを準備せよ」
ということなのですから、田舎者は高度な思考回路が要求されると言えましょう。
そろそろchatGPTもここまで意訳できるようになっているかもしれません。

当初、理解が追い付かなかった母の弟の嫁Ⅽさんが
「え?(兄の子に)小遣いあげなきゃダメですか」と言ったところ
「私の顔に泥を塗る気か」と母に叱られてました。
他の人も、更にその後もずっと、出さないわけにはいかなくなりました。
しかも金額が「都会の子なんだから」と日本一高いレートで取引成立。
傍から見ていて、賃金水準の低い県の日雇い労働のおっちゃん・おばちゃん達が気の毒でした。
いやいや・・・他人事でもありません。
私も当時は月収10万円(時給が最低賃金の6百十数円でしたw)のOLでしたからね。

兄は都会からのお土産をいつもたくさん用意してきてくれました。
母は本当にうれしそうに自慢してくれました。
「これは全部私にくれた服。都会のだから高級ブランドよ!」
ストレス多めの無償労働かつ支払いが生じるだけのイベントに強制参加させられた私には、ありません
前回↓あれからすっかり嫌われたので。

ところが高級ブランドなのは紙袋だけで、更にタグも実物とは別モノだったり、サイズがいまいち合わなかったり。
よく見たら毛玉だらけだったりカビが生えてたり・・・フリマ物件?
「お古をもらったんだね」
喜んでいるところ水をさすのも悪いので呑み込みました。
↓ お古でも十分なんですが都会からの土産にお菓子もたくさんありました。付箋に親戚たちの名前が書かれていたのは母が配りました。
都会の土産だから高いヤツよ!ここでは買えない珍しいモノよ!」と吹っ掛けて恩着せがましくマウンティング。
兄の子が貰った小遣いは借りではなく当然のこと、くらいにしか思っていない母。
(自分にくれたわけでないのでね。ただでさえ無い感謝の念が、より希薄になるわな)
「ほらっ私の云う通りにするといいことがあるでしょ?」的な、感謝はしないけど感謝はさせようとしているのを親戚たちはお気付きだろうか。

付箋のない土産は「全部私(母)のモノ」なのに、うっかり手を付けてしまった父や私は「勝手に食べるな」と猛烈に叱られたことがあります。
以来、父は兄一家が帰って来ると帰って来なくなりました。
それはそれで母の「一体どこで遊んでるのだ」と、更なる怒りを買う父が気の毒でした。

誰も何も言わないけど、と思ってたけど随分経ってから、宴会後わたし一人の時に、母の弟の嫁(叱られたのとは別の)Aさんがふと漏らしました。
「姑が生きてるうちだけ。もう少しの辛抱。なつみちゃんはこういうのをやらない家に嫁に行けてよかったね」と。

頑張りすぎたAさん人が手術をした話従姉(母の姉の子)も「なつみちゃんたちが悪いわけじゃないけれど」と前置きしつつ
「帰省の連絡があると、いつも母の愚痴が始まる。『できないモノは断ればいい』と言うと『そんなことできるか』と八つ当たり。ストレスで父も巻き込んで家中が険悪になる。『欲しい』と言われた山菜を採りに行ってケガもした。私たちは一家で犠牲になってまで、あなたたちの機嫌をとらされている」
家族をないがしろにして他人にいい顔をしようとする田舎者の性格を
母が利用していることに、お気付きでした。
母の楽しかった『お土産いっぱい+楽々よそんち開催の宴会』の帰省イベントが終わると
「都会の服が似合わない。サイズが合わない」から始まり
「私の作った食事を食べなかった」だから「食事に連れて行ったら好みでなかったから機嫌が悪くてふくれっ面になって困った」
「腰痛がひどかったのに『ショッピングしたい』というので連れて行ったら何時間も待たされた」
「頭痛がするって言ってるのに、ケーキ屋に行く羽目になった」
と、次から次へと不満を訴えます。
私が「断ればいい」というと「そんなことできるか」と八つ当たり。
さすが毒姉妹@第2世代・・従姉ん家と同じパターンでした。
ちなみに
あげなきゃダメ?の嫁Ⅽさんは、あれからぱったり宴に来なくなりました。
↓ちなみに私=安物でした