毒ママを選んで生まれてきたらこうなった

生まれる前と胎内記憶のある毒母第3世代なつみ

本当にあった怖い話


40年前の本当にあった怖い話
【孤独なお婆さん】
野良の犬猫たちに餌をやるお婆さんがいました。
糞尿の被害で、近隣住民はとても迷惑していました。
近所だけでなく親族とも仲が悪く、犬猫だけが友達でした。

【野良たち大量変▲事件】
野良たちの変▲が相次ぎました。
吐いて苦しんでいたので、「誰かが餌に毒を盛ったのだろう」とウワサになりました。
「犯人は誰だ!」お婆さんは大いに怒り嘆き悲しみました。

【犯人】
ほどなくして、犯人が判明しました。
お婆さんの隣人のお爺さんでした。
お爺さんは広い田畑を所有し、息子夫婦とその子ども2人の6人家族でした。

【証言者は息子の嫁A】
お爺さんの息子の嫁Aさんが、「舅が餌に毒薬を入れた」と証言しました。
当時、農家でよく使われていた殺鼠剤でした。

【この後、震撼するもう一つの事件】
お爺さんがコタツで泡を吹いて、仰向けで絶命していたのです。
嫁A「コタツ周辺には、湯呑が転がり、モノが散乱していた」と証言。
(証言には続きがあり、後述します)
このことから・・「パタッと倒れたのではなく、苦しみ暴れたのではないか」
さらには・・「毒を飲んだのではないか」と憶測が囁かれました。
憶測の域を出ないのは、警察が調べなかったからでした。

【ウワサ・お婆さんの仕返し説】
お婆さんは自分の田畑を残飯や人糞で肥やし、川で洗濯するような超自然派なので毒物を手にすることはありません。また、お爺さん家に侵入できるほどの身体能力もありません。一番に消えた説でした。

【ウワサ・お爺さんの寿命説】
お爺さんとはいえ、まだアラ還だが、持病で具合が悪くなったのだろう。
持病は不明だが、嫁Aさんがそう言うのだからそうなのだろう。

【ウワサ・うっかり毒を飲んだ説】
田畑のために備えていた使い慣れたはずの毒で、どうしくじったのか。

【ウワサ・無念の動物霊の祟り説】
大量の犬や猫たちの祟りではないか。

ウワサは大体こんな感じでした。
で、最終的に「無念の動物霊の祟り由来のうっかり説」&「寿命説」ということに。

【今、この怨霊話を語ったら】
周囲から激しいツッコミが。
「身内が変▲事件犯なら隠したいだろうに、嫁Aは口が軽すぎる」
「動物と同じ症状⇒毒」
「毒が口に入った⇒湯呑があやしい」
「そんな猛毒が、コタツに存在すること自体おかしい」

。。∥(゚д゚)!目から鱗
鱗が落ちたら、怨霊説で曇った視界がクリアになって新たな点と繋がるのが見えた。
普段の彼ら・・
●お爺さんは大地主で裕福。
●嫁Aさんとお爺さんは大変仲が悪かった。
●嫁Aさんの性格に問題あり。少なくとも町内会では好かれてはいない。

よく考えると・・
●嫁Aさんの証言である「お爺さんが毒を盛った」証拠はない。
●証言が広まるや、お爺さん自身が肯定も否定もしないうちに次の事件が起きた。
●※嫁Aさんの話の続き「あまりに汚いのですぐ掃除して片付けた
これによって現場証拠がすっかりなくなりました。

【嫁Aさん一家その後】
●邸宅と田畑をそのまま残して、引っ越し・転校しました。
子どもの小学校が気に入らない、という理由でした。(家を建てた時点と入学前に分かっていたのに)
●数年後には戻って来て、今まで通りの生活を始めました。
●お爺さんの田畑を潰してアパートを建て、不動産投資を始めました。(それは・・・権利というか、自由なんですが)

私は『お爺さん』がどういう人物かは良く知りませんが、普通の初老の男性・・よりむしろ影が薄い印象でした。
嫁Aさんの子ども2人も同様に影が薄く、年齢も家も近かったけれど、仲良くなれないほど大人しい子たちでした。
『嫁A』と『孤独なお婆さん』のキャラが強すぎただけかもしれませんが。

【結論(推測です)】
無念の動物の怨霊として幕引きされた事件の点と点・・・繋ぎ方次第で怖い。
(怨霊が真実であっても怖いけど)

それより私が怖いのは、この『嫁A』が『我が家の疑問点』に繋がってしまった事。
↓次回そうか!そういうことだったのか!

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